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すぐクビになるって本当?外資系企業への誤解
2024.2.29 キャリアパス

すぐクビになるって本当?外資系企業への誤解

外資系企業というとどのようなイメージがありますか?「華やか」「自由に休める」「高収入」というプラスのイメージを持っている方は多いでしょう。また、逆に「実力がないとすぐクビになる」「仕事量がキツイ」というマイナス印象を持っている方もいるかもしれません。では、実際はどうなのか、詳しく見ていきましょう!

仕事がキツイ

外資系というと、業務量が多く、KPI(重要業績評価指標)に厳しく、仕事がキツイというイメージがあります。ある意味、これは事実。外資系企業では本国がKPIを明確に定め社員はそれを達成するように目指さなければなりません。

そもそも、外資系企業は、日本のコントロール下にないので、様々なことが日本の事情を汲まずに設定されています。また、ビジネス拡大を目的に日本に参入してきているので、KPI自体が非常に厳しく、個人に任せられる業務量が多い傾向があります。

ただし、外資系企業で働く全ての人が多忙とは限りません。特にヨーロッパに本社を置く企業の場合は、業務量は多すぎない傾向があるようです。

すぐにクビにする

外資系企業は、成果を出せない社員をすぐにクビにするというイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。たとえ外資系企業であっても、日本国内で働いている以上、日本の法律が適用されるため、すぐに解雇するのは難しいでしょう。

外資系企業の場合、成績がなかなか出せない社員をすぐに解雇するのではなく、業務改善プログラム(PIP)を行って、上司との面談を重ねながら、業績の改善を図ることがあります。それでもパフォーマンスが上がらない場合は、退職パッケージ(特別退職金)を提示して、退職勧奨を伝えることになるでしょう。

外資系企業はジョブ型採用が基本であり、成果主義のため、退職勧奨を含め、社員の入れ替わりが激しいのは事実です。

評価がフェアである

外資系企業といえば、年齢、社歴、性別、出身国など関係なく成果で、フェアに評価されます。実力があれば、昇進・昇給でき、日系企業よりも高収入が期待できます。業務の評価はプロセスや努力ではなく、あくまで成果。いかに生産性が高い仕事ができるかが鍵になります。若くても大きな仕事を任せられる可能性があり、向上心のある方は、やりがいを持って働けるでしょう。

残業が少ない

外資系企業は残業が少ないイメージがありますが、実際、残業をする社員はそれなりにいます。外資系企業は、業務量が多いため、定時までに処理が追いつかなければ、残業する日もあります。

「外資は残業する人は仕事ができない人と評価されるらしい」という話を聞いたことがありませんか?確かに、業務量が多くもないのに残業をしていると、「時間内に仕事を終わらせられない能力の低い人」と評価される可能性はあります。

しかしながら、現実には、1日でやり切れないような仕事量が舞い込むことや、リソース不足などにより残業が避けられないケースはあるものです。そういった、個人で避けられないような理由によって残業する場合は、それだけで評価が下がることはないでしょう。

英語力が必須

英語ができるほうが有利なのは確かですが、日常的には英語を使わない企業は少なくありませんし、部署、業界やポストによって異なります。例えば、金融業界やITエンジニアの場合は専門用語を使いこなせる英語力が必要ですし、社内でのポジションが高くなれば、本社や海外支社とのやり取りが多く発生し、部下に外国人が配属されるなどして、高い英語力が求められる可能性があります。

英語を話す機会が少ない外資系企業でも、英文メールや報告書を作成したり読んだりすることは多いため、英語を学ぶ姿勢は大切です。

ワークライフバランスを取りやすい

外資系企業では、ワークライフバランスを取りやすいというのは、事実です。日本の場合、働き方改革により、長時間労働は是正されてきているものの、「定時になっても上司がいるので帰りにくい」「気兼ねなく休暇を申し出るのが難しい」という部分が残っている企業は少なくありません。

対して外資系企業では、与えられた自分の仕事が終われば、上司がいても気にせず帰りますし、長期休暇も取りやすい。きちんと仕事で成果を上げていれば、プライベートを充実させやすい環境と言えるでしょう。

まとめ

外資系企業の特徴は様々ですが、本社がアメリカとヨーロッパとでは異なりますし、企業によっても文化が異なります。そのため、「外資系企業は○○だ」と一般化するのは難しいものです。外資系企業で働きたいと思ったら、希望する企業がどのような会社なのか、しっかりと研究をして、情報を得てから挑戦することが大切です。