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会社を辞めたくなったら?退職する前にやっておくべき6つのこと
2024.8.11 キャリアパス

会社を辞めたくなったら?退職する前にやっておくべき6つのこと

会社を辞めてフリーランスとして活動したいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、勢いで会社を辞めてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。将来のことをしっかり考えて、準備しておきましょう。

ここでは、会社員からフリーランスへの転身を目指す方のために、会社を退職する前にやるべきことや必要な手続きを解説します。 

会社を辞める前にやるべき6つのこと

1.キャリアの棚卸しをする

キャリアの棚卸しとは、これまで携わってきた仕事について振り返り、身につけた知識・経験・スキルを洗い出す作業です。

自分のキャリアを可視化することで、自分の強みや得意なこと、何にやりがいを感じるのか、これからやりたいこと、ありたい姿などを客観的に把握することができます。今後のキャリアの方向性や目標を決めるうえで役立つでしょう。

2.3〜6ヶ月分の生活費を確保しておく

会社で雇用保険に加入して保険料を12ヶ月以上納めていれば、退職後に失業手当を受け取ることができます。しかし、自己都合による退職の場合、2~3ヵ月の給付制限期間があるので、すぐにお金を受け取ることができません。

この期間に収入がなくても安定した生活を送れるよう、最低でも3ヵ月分、できれば半年分くらいの生活費を確保しておきたいところです。仕事を辞める前に「退職金は出るのか」「どのくらいもらえるのか」「1ヶ月に必要な生活費はどのくらいになるのか」を大まかに把握しておきましょう。

3.クレジットカードを作成する

一般的にフリーランスよりも、安定した収入が確保できる会社員のほうが金融機関にとって信用度が高くなります。会社を辞めて独立すると、クレジットカードをつくったり、各種ローンを借りたりするのが、難しくなるケースも出てくるでしょう。

ふだんクレジットカードを使わない人でも、フリーランスとして活動をするなかで、クレジットカードを利用する場面も増えてくる可能性があるので、会社員として働いているうちに1枚作っておくことをおすすめします。住宅の購入を検討している方は、会社を辞める前に住宅ローンの審査を通して購入しておくほうがいいでしょう。

4.不動産の賃貸契約を済ませておく

独立を機に引っ越しを考えている場合や事務所を借りたいと考えている方は、会社を辞める前に不動産の賃貸契約を済ませておきましょう。フリーランスや個人事業主は、賃貸物件の審査に通りにくいといわれています。収入の安定した連帯保証人を求められるケースも多いです。

UR賃貸物件は、保証人・礼金・仲介手数料・更新料が不要で入居できますが、物件によっては割高になることもあります。

5.退職後の健康保険の加入先を検討する

国民皆保険制度を採用している日本では、何らかの健康保険に加入しなければいけません。退職すると、その翌日から会社の保険証は使えなくなるため、すみやかに次の保険に切り替える必要があります。

会社を辞めて独立する場合、健康保険には大きく3つの選択肢があります。

任意継続健康保険

会社で加入していた健康保険に退職後もに2年間継続加入できる制度です。会社と折半だった保険料が全額自己負担になり、今までの2倍になります。

国民健康保険

市区町村が運営する健康保険です。保険料は収入や家族構成、年齢によって変動します。国民健康保険の加入手続は、退職日の翌日から14日以内に行わなくてはなりません。

家族の扶養

すでに家族が加入している健康保険の扶養に入る方法です。被扶養者になれば、自分で保険料を払って公的医療保険に入る必要はありません。

6.自分の健康状態をチェックしておく

フリーランスや個人事業主は体が資本です。もし体調を崩しても、会社組織のように「代わりに誰かがやってくれる」ということはありません。

退職前に、自分の健康状態を今一度チェックしておきましょう。直近の健康診断で引っかかった・再検査になった方は、放置せず、医療機関で精密検査を受けることが大切です。先延ばしにしがちな歯の治療も早めに済ませておきましょう。

まとめ

今回は、会社を辞める前にやるべきことを紹介しました。退職は人生における大きなターニングポイントです。一時の勢いで仕事を辞めてしまうのはおすすめしません。いざやめた時に後悔しないように、前もってしっかりと準備をしておくことが大切です。必要な手続きをスムーズに進めて、新たなスタートを気持ちよく切りましょう。