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海外への教育移住が今熱い!メリットとデメリットを解説
2024.8.21 ライフスタイル

海外への教育移住が今熱い!メリットとデメリットを解説

グローバル化が急速に進むなか、子どもの教育のためにマレーシアやシンガポール、イギリス、アメリカなどへ教育移住する家庭が増えています。メディアなどにも取り上げられていることから、興味を持っている方も多いでしょう。ここでは、教育移住のメリット・デメリットを解説します。

教育移住のメリット

海外への教育移住のメリットとして「英語などの語学スキルの向上」を頭に浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし教育移住の魅力は、語学力の習得だけではありません。語学力以外に得られるメリットについて見ていきましょう。

国際的な広い視野を養える

海外の多くの都市は、日本よりもはるかに多様な民族や言語、文化が共存しているため、多様性を受け入れやすい環境です。世の中には自分とは異なる価値観や考えを持つ人が多く存在することを知ることで、固定観念にとらわれず、広い視野を持って物事を捉えられるようになります。

得意なことや個性を伸ばせる

日本の学校教育は横並び意識が強く、一人ひとりが自分の個性を存分に発揮できるような体制が整っていません。また、受験科目5教科の総合点を伸ばすという観点から、苦手分野の克服に力を入れる傾向があります。一方、海外で重視されているのは、得意なことや好きなことを伸ばす教育です。自分の強みや個性を活かしながら、伸び伸びと得意分野や興味のある分野を学ぶことができます。

うまく自己主張ができるようになる

自己主張が苦手な日本人は、国際的な舞台で損をしているといわれています。協調性が重んじられる日本では、自己主張をすると「わがまま」と捉えられがちです。空気を読むことが求められるため、自己主張が苦手なまま成長するのは当然のことでしょう。

一方、アメリカやヨーロッパの教育では、子どもたちが自分の考えをしっかり持ち、それをうまく主張できるようなトレーニングが幼稚園から行われています。そもそも日本のように空気を読んで「察する」文化ではないので、自分の意見をきちんと言葉で表現しなければなりません。自然と表現力が磨かれていきます。

帰国子女枠での受験ができる

日本の高校や大学に進みたい場合、一般試験よりも有利な帰国子女枠での受験が可能です。帰国子女枠の受験は英語力や面接が重視されるケースが多く、一般入試より少ない科目で受験できるため、偏差値が高い学校にもチャレンジできます。

教育移住のデメリット

良いことづくめのように思える海外への教育移住ですが、もちろんデメリットもあります。しかし、家庭での努力でカバーしていくことも可能です。どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

日本語能力が低下する

インンターナショナルスクールに通い、外国人の友達と過ごす時間が増えれば増えるほど、日本語に触れる機会が減ります。特に子どもの年齢が低い場合は、外国語の取得が早いかわりに、日本語をどんどん忘れていく可能性があります。子どもが日本語を忘れないように、家庭で日本語の教育に力を入れることが大切です。

日本人としてのアイデンティティを確立しにくい

海外生活を通して異なる文化や生活様式への理解が深まる一方で、日本独自の文化や社会に適応することが難しくなる可能性があります。現地に溶け込むほど帰国後に日本での生活に違和感を感じるかも知れません。日本人としてのアイデンティティを確立しにくいといえるでしょう。

高額な学費がかかる

インターナショナルスクールの学費は高額です。たとえばマレーシアのインター校の学費は、小学校低学年で年間100万円から150万円程度で、一般的に学年が上がるごとに高額になっていきます。さらに渡航費や住居費、生活費などさまざまな費用がかかります。途中でお金が足りなくなった!ということがないよう緻密なプランニングが必要です。

まとめ

海外への教育移住には、メリットもあればデメリットもあります。憧れだけでは乗り切れないさまざまな課題があるのも現実です。メリット・デメリットを比較検討したうえで、教育移住を検討してみてはいかがでしょうか。

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