日本にいながら海外の案件をどうやって獲得するの?と疑問に思っている方は多いと思います。英語が流暢でないといけないのでは?きちんと報酬は振り込まれるの?など不安は多いかもしれません。
今回は、普通のWEBライターが海外案件を獲得した事例のひとつをご紹介します。
外資系企業の案件から
アメリカに本社がある外資系企業の案件を引き受けることになったのは、IT企業の社長Oさんからの紹介でした。
人生、何が起こるか分からないもの。ある日、全く面識のないSさんという方からSNSを通して「プロフィールを書いてほしい」と頼まれ、500円で引き受けました。私はボランティアのつもりだったのですが、Sさんはプロフィールを大変喜んで、それ以来、いろいろなお仕事を紹介してくださるようになりました。そこで知り合ったのがIT企業のOさんです。Oさんは、私のライティングを気に入ってくださり、定期的に大きな案件をいただくようになりました。また、Oさんはネットワークがとても広い方で、いろいろな企業を紹介してくださり、そのなかの一つが米国に本社を置く外資系企業だったのです。その企業からは、ウェブサイトリニューアルにあたり、ライティングの案件をいただきました。
日本からアメリカ本社の仕事へ
外資系といっても、サービスは日本人向けの商材なので、コンテンツも日本語でした。しかし、ある日、このプロジェクトにアメリカ本社勤務のKさんが入ってきて、インバウンド向けの英語のコンテンツを制作することになったのです。成り行きで、私は英語ネイティブと組んで英語のニューレター作成に取り組むことになりました。
実をいうと、私はこういった仕事が初めてではありません。英語や中国語、フランス語などのネイティブと組んで、インバウンド向けのコンテンツを制作する案件はこれまで何回か受けたことがあります。ですから、スムーズに仕事ができたと思います。
すると、今度は米国本の仕事をしないかという話が出てきました。動画の字幕や社長メッセージ、キャッチコピー、ステークホルダーへの手紙などを制作し、それらを日本語訳にする案です。米国の案件に変わったことで、急にやり取りが英語になりました。社長メッセージや手紙をつくるにあたり、アメリカ人の社長が、英語でこうして欲しい、ああして欲しいと要望を伝えてくるのですが、それを正しく理解して制作しなければならず、時間も労力もかかりました。それでも得るものは大きかったと思います。
時差を考慮したやり取り
海外の案件を受ける場合、考慮しないといけないのが時差です。
私の場合、同時に米国やヨーロッパ、中国とのやり取りがあり、それぞれの国で時差が違うので、スマホの世界時計を活用しているのですが、時差で土日が日本とズレるので、たまに、頭がこんがらかってしまうことがあります。アメリカ人の場合、真夜中に仕事をする人はいませんが、中国人の場合は真夜中でも仕事のメッセージがガンガン来るので、国民性に合わせた対応も必要ですね。
海外案件の獲得の秘訣は人とのつながり
海外案件の獲得方法は人それぞれだと思いますが、私の場合、人と人とのつながりから、思いがけず引き受けることが多い気がします。フリーランサーが海外案件を獲得する準備として、おすすめしたいのが、信頼できるネイティブのビジネスパートナーを持つことです。ネイティブの感覚を知るパートナーと組むことで、自分だけではできない案件も引き受けることができ、その経験があるから、結果的に次の仕事につながっていきます。
まとめ
今回は、普通のフリーライターの海外案件獲得した事例を一つ紹介しました。海外案件を獲得する方法は、海外のクラウドソーシングやLinkedInを活用するなど、さまざまな方法があります。次回はそういったSNSを使った案件獲得の事例をご紹介します。