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変化の多い時代を渡り歩く 習得すると圧倒的に優位なポータブルスキル7選
2024.3.12 スキルアップ

変化の多い時代を渡り歩く習得すると圧倒的に優位なポータブルスキル7選

雇用体制が変化し、転職が当たり前の時代。私たちはどのような環境になっても、幅広く対応できる“ポータブルスキル”が求められるようになっています。業界や業種を問わず、汎用性の高いポータブルスキルは、目まぐるしく変化し続ける時代にこそ必要であり、身に着けることで、企業から求められる人材になれる可能性があるのです。

ポータブルスキルとは?

ポータブルスキルとは、英語では「Transferable Skills(トランスファラブルスキル)」といい、厚生労働省は「職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル」と定義しています。つまり、実務経験や資格のように明確な基準があるわけではなく、業種や職種、職場など、働く環境が変わっても汎用できるスキルです。

ビジネスには業種、職種に特化した専門性の高いスキルも重要ですが、ポータブルスキルが加わることで、環境の変化に振り回されず、柔軟かつ円滑に業務を行えるようになり、自分の市場価値を高めてくれるのです。

具体的なポータブルスキルとは?

今後、ますます需要が高まっていくポータブルスキル。代表的なものを7つご紹介します。

1.チームワークスキル

組織に属している、いないにかかわらず、仕事は自分だけでなく、人とするものであり、チームワークはどの業種、業態でも必要です。リモートワークが普及し、独立した環境で仕事をする人が増えているなか、より求められるスキルでしょう。チームワークを築くうえで重要になるのが、わかりやすく文章や言葉で伝える「コミュニケーション力」です。このスキルを磨くことで、周囲と信頼関係を築け、業務も円滑に進められるようになります。

2.リーダーシップ力

チームを牽引するリーダーシップはポータブルスキルの代表例。ひとり一人の意見を理解してまとめ、どう進むべきか判断する力です。これを実現するためには、メンバーが言いたいことをヒアリングして、正しく汲み取り解釈する「聴く力」も必要でしょう。同意できない意見であっても、理解して共感し、ひとり一人の性格や行動の傾向を把握して、その人に合った指示を出すスキルはリーダーに必須です。

3.自己管理能力

優先順位をつけて効率よく仕事を進める力です。時間には限りがあります。やらなくてもいいことは後回し、同時進行でやらなければいけないことがあれば、上手にコントロールすることも大切なスキルです。

5.情報処理力 情報収集力

情報過多の時代。次々に情報が流れてくるなか、どの情報が自分にとって有益なのかを判断して処理するスキルは、今の時代、特に必要かもしれません。重要でないものに時間をとられて振り回されないように、「重要でない情報は見ない」ことも大切です。一方、今は、自分に必要な情報は検索して探しにいく時代でもあります。どこを見たら、自分に必要な情報があるのかを知っておくことで、時間の使い方も上手になるでしょう。

6.自己開発力

自分の能力を高める方法を把握し、深めるスキルはキャリア形成のうえで重要です。興味のある領域を強化するために、どのようにして勉強したり調べたりしたらよいのかを考え、自ら動いて能力開発できるスキルは、どの仕事にも通じます。同時に、自らモチベーションをつくり、維持するスキルも磨きたいものです。

7.変化に対応し、主体的・能動的に取り組む力

世の中は目まぐるしいスピードで変化し続けており、私たちはそれを受け入れ、柔軟に対応していかなければなりません。リモートワークが増え、周囲にすつに相談することが難しい環境では、自ら考えて能動的に取り組む力が試されます。

ポータブルスキルを活用してキャリアを築こう!

ポータブルスキルは人生経験や人との関りのなかで培ってきた能力であり、さまざまな場面で効果を発揮します。特に、就職時・転職時にはものを言うでしょう。例えば、新卒や第2新卒などで、実務経験がなくても、ポータブルスキルがあれば、十分に自己アピールできます。

また、管理職や複数のプロジェクトをマネジメントする立場にある人は、専門スキル以上に、ポータブルスキルが求められるでしょう。

企業側も、求職者の採用判断の際、ポータブルスキルを採用基準に入れることで、経験のない業務でも臨機応変に対応できる優秀な人材を確保することができるでしょう。

ポータブルスキルはトレーニングで習得できるものであり、努力することで向上できます。変化の激しい時代、自分らしく働くために、ポータブルスキルの習得を意識した行動を始めてはいかがでしょうか。